2019年12月25日水曜日

MacBook Air (11-inch, Mid 2012) に macOS Catalina (10.15.2) をネットワークインストール

年末になって、自宅で放置状態だった MacBook Air (11-inch, Mid 2012) の OS を macOS Catalina (10.15.2) に Update したので、その備忘録。

Catalina がどんなOSなのかは下記リンク先を参照。
手持ちの Mac に搭載されている macOS を調べる方法はこちら

1. macOS Catalina の対応機種を確認

まず手持ちの Mac にmacOS Catalina が対応しているのかを確認する必要がある。
リンク先ページにあった下記ページに記載の方法で、手持ちのMacの機種名を確認する。
MacBook Air のモデルを識別する - Apple サポート
一応は対応機種のようだ。

ちなみに手持ちの MacBook Pro (15-inch, Mid 2010) は対応外でした。。。

2. SSD の空き容量が足りない

元々の SSD 容量が 128GB でそこに色々インストールしていたこともあり、不要なアプリをアンインストールするなどしたりしてみたが、空き容量が 8 GB 程度しか確保できなかった。

macOS Catalina にアップグレードする方法 - Apple サポート を見ると、
Mac に 4 GB 以上のメモリが搭載され、12.5 GB の空き容量があることが必要です。
となっているので、全く容量が足りない。 

Mac のソフトウェアをアップデートする方法 - Apple サポート にある方法だと、 App Store App でダウンロードする方法になっているが、インストーラーである macOS Catalinaインストール.app 自体が 8.19 GB ほどあるので、外付け HDD つないだ状態でそこにダウンロードさせればダウンロードはできるが、いずれにしてもインストール時に必要になる空き容量は確保できない。

というわけで、SSD の中身を消去しないとどうしようもないのが確定=クリーンインストールを行うことが確定。


3. TimeMachine でバックアップ

とはいえ、現行の環境をある程度は移行したいので、クリーンインストールの前に SSD のバックアップを Time Machine で取っておく。

4. クリーンインストールの方法の種類

USB メモリにインストールイメージを作成して、そこからインストールする方法と、macOS 復元からネットワークインストールする方法がある。
今回は手持ちの USB メモリがないので(私物が会社に置きっぱなしだった)、ネットワークインストールをすることにする。


5.macOS 復元を起動

バックアップ完了したら、SSD の中身を消すためにディスクユーティリティでフォーマットする必要があるが、今回の対象は起動ディスクなので、OS を起動したまま消去することはできない。

うろ覚えだったショートカット「command (⌘) + R」を押しながら電源ボタンを押して、macOS 復元を起動する。

が、これだと問題が。


6. macOS 復元の起動の仕方は数種類ある

 「command (⌘) + R」を押しながら電源ボタンを押すことで macOS ユーティリティの起動はできたが、これだと macOS ユーティリティのメニューに表示される「macOSを再インストール」のアイコンは、今入っているバージョンのOSになってしまう。

ほしいのは最新版のOSなので、これだとフォーマットだけして同じバージョンを入れ直すことになってしまう。これだと面倒だし、なによりクリーンインストールにならない。

最新版の Catalina が表示される方法はないかと思いながら何度か起動時のキーコンビネーションを試してみたところ、Option+Command (⌘)+R で起動したら、macOS ユーティリティのメニューに最新版の Catalina のアイコンが表示された。

前述のヘルプ記事を見ていたら、macOS 復元から macOS を再インストールする方法 - Apple サポートに上記キーコンビネーションの記載があった。ヘルプはきちんと読みましょう。。

ちなみに Mac の起動時のキーコンビネーションについては他にも色々ある。

7.ディスクユーティリティで SSD の中身を削除、ボリューム追加

macOS ユーティリティのメニューに無事 Catalina のアイコンが表示されたので、起動ボリュームを一旦開放することにする。

操作は Mac のディスクユーティリティについて - Apple サポート にあるような操作画面で行う。
今回はマシンを人に譲渡するわけではないので、ストレージデバイスのフォーマットはせずに、起動ボリューム「だけ」を削除して再度起動ボリュームを追加する。この際、ボリューム名は削除前のものと同じにする。
ちなみに今回バックアップ前の環境ではファイル・システム・フォーマットが Mac OS 拡張だったが、Catalina では Apple File System(APFS)となる。
APFS では、コンテナによる区分けがサポートされる模様。

8. Catalina をインストール

OS のインストールが完了すると再起動して、設定アシスタントが各種設定について聞いてくる。
WiFi の接続 PW を途中で聞かれるが、有線 LAN を接続してインストールしていたので、この段階では無視。iCloud の PW や iCloud 宛にバックアップするファイルの種類を聞かれれるので、必要なものを指定しておく。


9.Time Machine からバックアップを書き戻す

インストール後に MacBook Air の移行アシスタントの画面で Time Machine からの書き戻しを聞かれるので、Time Machine のバックアップデータが入った HDD をMacBook Air につないで、「Mac、Time Machine バックアップ、または起動ディスクから」を選択して、転送する情報を選択する。

下記は Time Machine の関連項目。

10. アンチウイルスソフトをアンインストール&再インストール

Time Machine からの下記戻しでアンチウイルスソフトもインストールされるが、これについては一旦アンインストールして、再度インストールすることが必要。自分の場合はノートンアンチウイルスを再インストールした。



11.macOS Catalina にアップデートしたあとに出た不具合

  1. 32bit版のアプリがとうとう動かなくなった。
  2. Chrome で表示されるフォントがおかしくなった。
  3. Chrome のフォント指定を変更していたらそのタイミングでカーネルパニック。
  4. デフォルトシェルがbash からzsh に変わったことで毎回シェルが立ち上がる。
Last login: Thu Dec 21 01:23:41 on console
You have mail.

The default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
For more details, please visit https://support.apple.com/kb/HT208050.
MacBook-Air:~ exampleuser$

12. macOS Catalina にアップデートして良かったこと

  1. 空き容量が増えた (8GB→35.42GB)
  2. アップデートできなくなっていたアプリのアップデートができた。
  3. 久しぶりに新しいアプリを入れてみた。

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