2020年6月19日金曜日

Gmailへのメールソフトでの接続、OAuth認証に切り替えてますか?

Gmail や Google カレンダーを使用するのに、OutlookやApple Mail、Thunderbirdなどのメールソフトやカレンダーアプリなどを使って接続している人には関係のある話。

昨年末にG Suite アップデート ブログ「安全性の低いアプリによる接続」の無効化について今年から行われる旨について言及されていた。が、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響もあって、今年の4月に無効化は当面延期とアナウンスが出ている。

とはいえ、G Suiteを使用している大学など、既にOAuth認証による設定方法のヘルプ記事をあげているところも多い(例:京都大学慶応大学)。

昨今はメールソフトを使うほうが少数派ではないかと思うのだが、使用している人にとっては接続できることが重要だ。いつ切り替えられても慌てないですむように、メールソフトの設定を変更してOAuth認証への移行を完了させておきたい。

メールソフトのうち、Apple Mail、iOS Mail、Windows 版 Outlook*、Thunderbirdについては、IMAPとOAuthでの接続設定を行うことで接続できることがG Suite管理者ヘルプの記事でも言及されている(*Outlook はG Suite Sync for Microsoft Outlookのインストールと設定が必要)。ただし、メールソフトが古いバージョンだとOAuth認証に対応していないことも多いので、先にメールソフトを最新版にアップデートしてから接続設定を変更すべきだろう。

上記以外だと、Becky! Internet Mail秀丸メールなどがGmailでのOAuth認証に対応している。ちなみにThunderbirdでの接続方法については本ブログの過去記事でも取り上げているので、必要に応じて参照してほしい。2段階認証の設定がまだならそちらも合わせて行っておくとよいだろう。